1. 皮膚の新陳代謝を高めて、健康で美しい肌を作ります。

こし湯美容法をすると、新陳代謝が高まって、しみ、くすみのない、いきいきした美しい肌を保つ事ができます。

●新陳代謝って?

表皮の基底層で作られた基底細胞が約28日かけて表面に向かって押し上げられて、垢となって剥がれ落ちていくこと。

●新陳代謝を高めるには

  1. なんといっても血液循環を良くする事。そのためにこし湯は最も適した方法です。
    血液の流れが良いと、皮膚に必要な酸素と栄養が行き渡るので、新陳代謝が正常に行われます。
  2. 体を冷やさない事。
  3. 基底細胞が作られる夜の11時〜2時の間に睡眠をとること。

●新陳代謝が良くなると

  1. しみやそばかす、ニキビ跡などが徐々に薄くなっていきます。
  2. 天然のクリームである皮脂膜をつくります。
  *皮脂膜とは皮膚表面で汗と皮脂が混じりあってできる弱酸性の保護膜です。
   ●皮脂膜がつくられると、
   ・皮膚に自然のつやを与えます。
   ・角質水分の蒸発を抑えます。
   ・雑菌の繁殖を抑えます。
   ・アルカリを中和して肌を守ります。
  1. NMFなどの水分が10%〜20%角質に含まれており、潤いのある丈夫な角質層を保ちます。
  2. 顆粒層と角質層の間にバリアゾーンができます。顆粒層までは核をもった生きた細胞ですが、
    角質層の細胞は核のない死んだ細胞です。バリアゾーンがきちんとできていると、角質より
    下には外部からものは何も入りません。(皮膚の内部への浸透は、毛口から油に解ける物質の
    みになります)バリアゾーンができていると、抵抗力のある健康な肌が保たれます。

 

2.血液循環が良くなることで、体の冷えを取り除きます。

こし湯をすると、お肌だけでなく全身の血液の流れが良くなりますので、美容の大敵である体の冷えを取り除きます。体の冷えは肌の乾燥を招くだけではなく、便秘や生理痛、生理不順、むくみなど体の不調を引き起こします。美しい皮膚は健康な体があってこそ。こしゆは美容のベースである健康な体を保つ養生法なのです。

3.自律神経のバランスを整えますので、深い睡眠が得られます。

自律神経とは交感神経(動)と副交感神経(静)のバランスです。昼間使わなかったエネルギーはこし湯をして使い切りましょう。寝ている間に副交感神経が働いて血管を広げ、十分な睡眠ができ新しいエネルギーが貯えられます。こしゆをすると、心身共にリラックスしますので、交感神経から副交感神経への切り替えがスムーズに行われます。そのため、ストレスをその日のうちに解消する事ができます。

 

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